- ホーム
- グループ
- こだわりの産地を訪ねて bet365 주소グル...
- 絶妙な脂が、おいしさの秘密 『顔が見える...
2022年2月17日
家庭で気軽に食べられるお値段で、しかもおいしくて安全・安心な牛肉。
首都圏のイトーヨーカドーで販売されている『顔が見えるお肉。』の瑞穂牛は、そんな究極の国産牛として人気を集めています。
この瑞穂牛はどのように育てられているのでしょうか。
下山一郎さんが経営する常陸大宮市の農場を訪ねました。
この牛舎にいるのは、生後10カ月くらいの牛。1日1回、ミキサーで混ぜ合わされた飼料が与えられています。26カ月まで育てて出荷されますが、瑞穂農場の牛は出荷時の体重が重いことで有名だそうです。
茨城県の北西部に位置し、久慈川と那珂川という2つの川に囲まれた自然豊かな常陸大宮市。ここで牛の繁殖から肥育、出荷までを一貫して行っているのが、『顔が見えるお肉。』の「瑞穂牛」を生産する瑞穂農場です。
黒毛和牛と酪農用のホルスタイン種を交配させて生まれる瑞穂牛。約40haもある広大な農場を案内してもらおうと、代表の下山一郎さんと牛舎に向かうと、ちょうど大きなトラクターを使って牛たちに給餌しているところでした。トラクターに搭載されたミキサーで、何種類もの飼料を混ぜて与えています。
牧草や発酵させた玄米、玄米の葉や茎、ビール粕にトウモロコシなど、これらをミックスさせたものを給餌しています。
「うちでは牧草にトウモロコシ、ビール粕や玄米などを混ぜたTMR(Total Mixed Ration)という混合飼料を与えています。これなら牛が選び食いせず、バランスよく栄養が摂れるからです」と下山さん。
しかも、この中には飼料用の玄米を、米粒だけでなく茎も葉もまるごと発酵させたものが入っているそうで「玄米を含んだ混合飼料を与えることで、口溶けが良くてしつこさのない、オレイン酸が豊富な脂を持った肉になるのです」と説明してくれました。
オレイン酸はオリーブ油に多く含まれることで知られる不飽和脂肪酸で、牛肉のおいしさを測る一つの指標。サシの多い黒毛和牛の脂が胃にこたえる年代には、この後味の良さが好まれています。
瑞穂農場代表取締役社長の下山一郎さん。常陸大宮市のこの牧場だけで乳牛を1,800頭、肉牛を5,000頭も肥育していますが、「もちろんお気に入りの牛はいますよ」と笑顔。
生後2カ月くらいまでの子牛がいるのはウインドーレス牛舎です。夏は扇風機で風を送り、冬は温風で暖めて、子牛たちにストレスを与えないように気を配っています。訪れた12月、子牛の体には、お揃いの赤い腹巻が着せられていました。
生後1~2カ月の授乳期の子牛たちには、保育ロボットが自動的に授乳。それぞれの子牛が飲んだミルクの量を記録して、1頭1頭の状態を把握しています。
清潔なおがくずが敷かれた子牛用の保育舎。体が冷えないように腹巻を着せ、牛舎内を温風で暖めていました。
繁殖からすべて自社農場で行う理由を「安全・安心のため」と話す下山さん。「子牛を買って育てる方法に比べれば、確かに手間はかかります。でも、ここなら母牛のおなかにいる時から出荷するまで、どんなエサを食べ、どのように育ってきたかがすべて記録され、究極のトレーサビリティ※が実現できます」と答えてくれました。
瑞穂農場は畜産では数少ないJGAP認証農場。これは食の安全や環境保全に取り組み、牛が適切に飼育管理されている証です。
家族だけで営む小規模な農場では、なかなか難しいことですが、グループの従業員600人を擁する法人である瑞穂農場だからこそできる、安全のための取り組みです。
瑞穂農場では、牛たちが自由に歩き回れるスペースをもったフリーバーン方式の牛舎を採用。牛たちはのびのびとストレスなく過ごしていました。
瑞穂農場では毎日のように牛の出産があり、1カ月間で150頭もの子牛が生まれるそうです。愛情かけて大切に育てられる瑞穂牛。そのおいしさの理由がわかりました。
bet365 주소グループが自信を持ってお届けする、メイド・イン・ジャパンの商品。
そのこだわりの商品を生み出す産地をご紹介します。