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bet365 カジノ&アイグループは、サプライチェーン上のコンプライアンスの重視、人権の尊重、環境・生物多様性の保全、生産地までのトレーサビリティの確保などを内容とする「bet365 カジノ&アイグループ持続可能な調達原則・方針」を2022年4月に改定し、環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」に掲げる自然共生社会の実現に向けた取り組みを推進しています。また、「GREEN CHALLENGE 2050」では、持続可能な調達の取り組み目標として、2030年までにオリジナル商品(bet365 カジノプレミアムを含む)で使用する食品原材料の50%を、2050年に100%を持続可能性が担保された原材料にすることを定めています。
bet365 カジノ&アイグループでは、豊かな海の恵みを未来世代に引き継ぐためにMSC※をはじめとした持続可能性が担保された商品の販売に取り組んでいます。また、生産者とお客様をつなぐ小売業の責任として、持続可能性が担保された商品の価値や生産者の想いを店頭・ウェブサイトなどを通じて、お客様にお伝えすることにも力を入れています。
MSC:Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)
「持続可能で環境に配慮した漁業」の認証制度を運営・管理する団体
MSC(海洋管理協議会)のウェブサイトはこちら2018年10月から、bet365 カジノ&アイグループのプライベートブランド「bet365 カジノプレミアム」の水産食品において、MSC認証の商品をグループ各店舗で販売しています。これらは水産資源や海洋環境に配慮した漁業で獲られた天然水産物で、その加工・流通の過程でも管理体制に関する認証を取得した企業で生産された 商品です。 2022年10月には、bet365 カジノ&アイHLDGS.が、自然環境に配慮した漁業で獲られたMSC 認証水産物の流通管理に関する認証である『CoC認証』を取得しました。これにより、グループのスーパーストア(イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨーク)の店内で加工したMSC認証水産物についても認証商品として販売することが可能になりました。
bet365 カジノプレミアムの水産商品に占めるMSC認証商品の割合
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|
8.2% |
8.1% |
9.2% |
MSC認証の水産商品
MSC「海のエコラベル認証」ラベル MSC-C-59602
イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、ヨークの鮮魚売場では、環境と社会に配慮した責任ある養殖業に与えられるASC認証※を取得した商品を販売しています。 2022年10月には、bet365 カジノ&アイHLDGS.が、ASC認証の自然環境に配慮した認証水産物の流通管理に関する認証規格の『CoC認証』を取得しました。これにより、グループのスーパーマーケット(イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、ヨーク)の店内で加工したASC水産物についても認証商品として販売することが可能になりました。
ASC: Aquaculture Stewardship Council
養殖に関する国際認証制度を運営・管理する機関
ASCのウェブサイトはこちらbet365 カジノプレミアムの水産商品に占めるASC認証商品の割合
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|
3.7% |
3.0% |
15.7% |
ASC認証を取得した水産食品
ASC認証ラベル ASC-C-03754
イトーヨーカ堂は、日本の大手小売業として初めて、環境に配慮し漁獲・養殖された水産物の認証制度である「MEL 認証」を取得しました。2020年4月からオリジナル商品『顔が見えるお魚。』のぶり、かんぱち、真鯛、平目の合計4魚種に「MELマーク」を付与。さらに、わかめと銀鮭で認証を取得し、2024年2月末現在、合計9魚種の認証商品を全国123店舗で販売しています。 また、お客様に認証商品の価値をお伝えするために、鮮魚売場では、各認証について説明するPOPを取り付けています。
MEL:マリン・エコラベル・ジャパン
水産資源の持続的利用、環境や生態系の保全に配慮した管理を積極的に行っている漁業・養殖の生産者と、そのような生産者からの水産物を加工・流通している事業者を認証する水産エコラベル
MELのウェブサイトはこちら
MEL認証を取得した水産食品
MELマーク
水産認証の説明POP
bet365 カジノ&アイグループの各店舗では、環境に配慮した漁業を実践する「アラスカシーフード」を積極的に販売し、お客様に商品の特長やその商品価値をお伝えしています。「アラスカシーフード」は、すべて天然の水産品で、産地のアラスカ州ではこの天然水産資源が育まれる生態系を損なうことのないよう資源管理・漁業管理などを徹底しています。
2023年度は、イトーヨーカ堂の食品売場で、アラスカシーフードの塩紅鮭、鮭筋子、きんき、メヌケを販売しました。また、2022年11月からbet365 カジノ‐イレブンで販売している手巻きおにぎりの具材である「紅しゃけ」と「辛子明太子」の原材料にアラスカシーフードを使用し、包材にロゴマークを表示しています。
アラスカシーフードを使用した手巻きおにぎり
アラスカシーフードのマーク
bet365 カジノ&アイグループは、持続可能性が担保された農産物の調達を推進するために、安全な農場運営や適性管理のためのGAP(Good Agricultural Practice)認証の取得を進めているほか、農薬の使用を低減したもの、オーガニック、フェアトレードなど認証された原材料を調達しています。
イトーヨーカ堂のオリジナル商品「顔が見える野菜。」「顔が見える果物。」と、イトーヨーカ堂による環境循環型農業「bet365 カジノファーム」では、農産物の安全性確保、農場の適正な経営などを目指し、GAP(Good Agricultural Practice)認証取得を推奨しています。
GAPとは、農林水産省が導入を推奨している農業生産工程管理手法の一つで、安全性向上や環境保全を図るために、日々の農場管理の中で実践すべき基準が定められています。GAPの中には「食品安全」と「環境保全」に関する取り組みがあるため、農薬の使用は必要最低限に抑えています。
イトーヨーカ堂とヨークベニマルは、農薬の使用を法律基準値よりも低減させたオリジナル商品を販売しています。例えば、イトーヨーカ堂では減農薬で栽培され、生産地と生産履歴が担保されたオリジナル商品「顔が見える野菜。」「顔が見える果物。」を販売しています。これらの商品を含め、イトーヨーカ堂における2023年度の「顔が見える」シリーズの食品全体の売上は約216億円でした。
また、農薬の使い方や使用回数は地域や作物によってさまざまですが、「顔が見える野菜。」などでは、それぞれの地域で通常使用されている回数(地方公共団体などの公的機関が各作物について定めている平均的な使用回数)の半分以下を目標としています。
GAP認証取得商品を拡大に向けて、グループの商品開発担当者のJGAP指導員資格取得促進を促進し、お取引先や生産者様との連携を進めています。
bet365 カジノ&アイグループのJGAP指導員資格取得者数(人)
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
|
指導員資格取得者数 | 62 | 139 | 100 |
※ bet365 カジノ‐イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、bet365 カジノ&アイ・フードシステムズ、アイワイフーズ、bet365 カジノ&アイHLDGS.の従業員
※ JGAP青果と畜産の総計
イトーヨーカ堂「顔が見える食品。」売上金額
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
|
売上金額※ (億円) |
228 | 246 | 243 | 248 | 216 |
※ 概数
顔が見える野菜。
「顔が見える野菜。」「顔が見える果物。」5つの約束
GAPの取り組み(抜粋)
食品安全(食品の安全を保つためのルール作りを行い、実施する)
環境保全(農場および周辺の環境の安全を守るためのルール作りを行い、実施する)
bet365 カジノ&アイグループのプライベートブランド「bet365 カジノプレミアム」では、たけのこなどの農産品やコーヒーなどの加工食品で有機JAS認証商品を販売しています。また、イトーヨーカ堂でも、オリジナル商品「顔が見える野菜。」で有機JAS認証を取得した商品を販売しています。
大豆は、健康志向や大豆ミートの開発などで需要が高まっている一方で、農地拡大のための森林破壊や生態系の破壊、農薬による土壌汚染、農園で働く生産者の人権の問題など多くの課題を抱え、欧州森林破壊防止規則(EUDR)の対象にもなっています。また、bet365 カジノ&アイグループで2024年度に実施したTNFDフレームワークに基づく分析においても、自然への依存・影響が大きく、グループにおける調達量も多いことから、コーヒー豆・米と並ぶ重要原材料として特定しました。
bet365 カジノ&アイグループでは、2023年からグループのオリジナル商品bet365 カジノプレミアムの「TOFU BAR」シリーズで、アメリカ大豆輸出協会(USSEC)の「SSAP(サステナビリティ認証プロトコル)認証」原材料の使用を開始しました。SSAP認証は、生産者までのトレーサビリティの確認はもとより、環境保全、生物多様性保全、労働者の人権への配慮などの視点から基準が設けられています。
2023年度は、bet365 カジノプレミアムの大豆または大豆を主原料とする商品で約9,000トンの大豆を使用しました。このうち13.5%がSSAP認証の大豆でした。
SSAP認証の大豆を使用したTOFU BAR
SSAP認証マーク
SSAP認証の4つの基準
1.生物多様性及び炭素貯蔵量の多い生産に関わる管理方法と規制
1.1 土地利用、影響を受けやすい生息地および生物多様性
2.生産活動に関わる管理方法と規制
2.1 土壌の健康状態と生産性
2.2 作物の健康状態と農業の最良の管理手法
2.3 廃棄物と汚染
2.4 温室効果ガス排出、化石燃料の使用および大気の質
3.一般市民及び労働者の健康と福祉に関わる管理方法と規制
3.1 水質と水量
3.2 植物保護と養分管理
3.3 労働条件と労使関係
3.4 労働者と一般市民の安全
3.5 地域社会との関係
4.生産活動及び環境保護の継続的な改善に関わる管理方法と規制
4.1 継続的改善
bet365 カジノ&アイグループのプライベートブランド「bet365 カジノプレミアム」では、開発途上国の生産者の持続可能性と生活を支える仕組み「国際フェアトレード認証」カカオを使用した商品を販売しています。
また、サプライチェーン上での人権・児童労働に関する課題や、森林破壊や土地転換などの課題解決にむけて、カカオ原材料に関わる様々なステークホルダーの方々と連携・協力していくため、2024年1月、独立行政法人国際協力機構(JICA)が事務局を務めるサステイナブルカカオプラットフォームへ加盟しました。
国際フェアトレード認証のカカオを使用したチョコレート
サステイナブル・カカオ・プラットフォームのマーク
bet365 カジノ&アイグループでは、コンビニエンスストア事業のカウンターコーヒーから、bet365 カジノプレミアムのコーヒー関連商品まで、幅広い商品カテゴリーでコーヒー豆を使用しています。一方で、コーヒー豆は大豆やパーム油と同様に欧州森林破壊防止規則(EUDR)において、森林破壊や土地利用転換に伴う森林減少リスクが大きい「森林リスク・コモディティ」とされています。そのため、bet365 カジノ&アイグループでは、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言にそって、スコーピングで14の重要原材料を選定、自然への依存・影響の評価を行い、コーヒー豆の調達に関してLEAPアプローチ分析を実施し、【LOCATE】と【EVALUATE】を開示しています。
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)に基づくLEAPアプローチ分析についてはこちら
※なお、TNFDに関しては、コーヒー豆とともに重要な原材料として選定した「大豆」「米」についても、今後、自然への影響を低減するための取り組みを実施していくとともに、「食」を中心とする事業を展開するグループとして、「畜産物」 「水産物」についても評価を拡張していく予定です。
パーム油は、さまざまな加工食品をはじめ、洗剤などの住居関連商品にも広く利用されていますが、生産国での自然環境破壊や農園での児童労働・強制労働などの問題も指摘されています。bet365 カジノ&アイグループは、2020年1月に「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO:Roundtable on Sustainable Palm Oil)に加盟しました。グループのプライベートブランド商品「bet365 カジノプレミアム」の一部の商品では、持続可能性が担保されたパーム油を使用しています。
bet365 カジノ&アイグループのRSPO認証のパーム油調達に関する年次報告はRSPO公式HPからご確認いただけます。
bet365 カジノ&アイグループは、お客様の安全・安心、環境に配慮した商品への関心の高まりを受け、持続可能な調達の取り組みの一環として、肌着やタオルなどで使用するオーガニックコットンの調達を進めています。2020年2月から、オーガニックコットンの価値をわかりやすくお客様に伝えるために、オーガニックの国際認証「アメリカ有機繊維基準(OCS)」または「オーガニックテキスタイル世界基準(GOTS)」のコットンであることなどの条件をクリアした商品に、共通のアイコンを順次取り付けて販売しています。
オーガニックコットンのアイコン
bet365 カジノ&アイグループのプライベートブランド「bet365 カジノプレミアム」では、厳しい有機製造基準をクリアした靴下や女性用肌着「オーガニックコットン100%インナー」を全国のイトーヨーカドー94店舗(2024年2月末現在)とネット通販サイトで販売しています。この商品には「アメリカ有機繊維基準(OCS)」の認証を取得したオーガニックコットンのみを使用しています。 そのほか、オーガニックコットンを使用したタオルも販売しています。
「bet365 カジノプレミアムライフスタイル」オーガニックコットン 100%インナー
動物の育てられた環境に関心を持つお客様が増えています。「bet365 カジノプレミアムフレッシュ」において、鶏の育てられる環境にも配慮し、自由に動き回れる平飼いの環境で育った鶏から取れた「昔ながらの平飼いたまご」を販売しています(2024年2月末時点、スーパーストア全店およびbet365 カジノ‐イレブンの一部店舗で販売)。
bet365 カジノプレミアムフレッシュ 「昔ながらの平飼いたまご」
bet365 カジノ&アイグループでは、適切に管理された森林から生産された木材や紙製品の活用に取り組んでいます。
bet365 カジノ&アイHLDGS.は、森林の保全につながる「FSC®森林認証」「PEFC森林認証紙」の活用を進めています。2017年3月からグループのプライベートブランド「bet365 カジノプレミアム」の紙箱へのFSC®認証紙の採用を開始しました。2024年2月末現在、アイスクリーム用容器をはじめとした433アイテムでFSC®認証紙を、31アイテムでPEFC認証紙を採用しています。
そのほか、bet365 カジノ銀行のATMに設置している現金封筒や各種リーフレット、雑誌「森の戦士ボノロン」、デニーズの「mottECO」容器に FSC®認証紙を採用しています。bet365 カジノ&アイ・フードシステムズでは、外食企業として、食べ切り奨励とともに、食べきれなかったものをお客様ご自身の責任で持ち帰る「mottECO」という取り組みを推進しています。食べ切れなかった料理のお持ち帰り専用に、FSC®認証紙容器をデニーズ店頭で採用しています。