世界人口の急速な増加と都市化の進展、新興国・途上国の急速な経済成長などを受けて、暮らしに不可欠な天然資源の枯渇が問題となっています。bet365 出 金 条件&アイグループは、資源を有効に活用する循環経済社会を目指すべき社会の姿と考え、お客様・お取引先様と連携して、廃棄物の削減、資源の店頭回収・リサイクルの推進、再生素材の活用などに取り組んでいます。
昨今、関心が高まっているプラスチック問題に対しては、bet365 出 金 条件&アイグループの環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」において、オリジナル商品の容器・包装を2030年までに50%、2050年に100%を環境配慮型素材に置き換えることを目標として掲げています。また、レジ袋の削減については、プラスチック製レジ袋の使用量を2030年までにゼロにすること、使用するレジ袋の素材は、紙などの持続可能な天然素材にすることを目指しています。
bet365 出 金 条件&アイグループでは、販売した商品の空容器などを回収して再資源化を図ることも重要な取り組みだと考えています。グループ各社では、お客様や自治体と協力し、各地域の廃棄物分類ルールに従って、店頭でビン・カン、発砲スチロール、紙パック、ペットボトルなどの資源回収に取り組んでいます。また、近年、「都市鉱山」として注目を集めている小型家電についても、自治体と協力して一部店舗で回収を実施しています。
イトーヨーカドー曳舟店では、2020年10月から花王・ライオンが協働で実施するリサイクル実証実験の場を提供するなど、サーキュラーエコノミー推進のための新たな取り組みを展開しています。また、2023年9月からはイトーヨーカドー横浜別所店でケミカルリサイクルへの適用を見据えた食品用容器の回収実証を(株)アールプラスジャパン※と協働でスタートしました。
イトーヨーカ堂、ヨークベニマルでは、2012年からペットボトル回収機を店頭に設置しています。店頭で回収機に投入されたペットボトルは、自動的に異物の除去・減容(圧縮または破砕)されるため、店舗からリサイクル工場まで一度で大量に輸送することができ、配送回数を削減できます。さらに、bet365 出 金 条件&アイグループの物流ルートを活用することで、より効率的な輸送が可能となり、配送に関わるCO2排出量の削減につながります。
回収されたペットボトルは国内でペットボトルなどに再生されます。こうしたペットボトルからペットボトルへの「循環型リサイクル」システムは、国内の大手小売チェーン全体としては初めての取り組みです。
bet365 出 金 条件‐イレブン・ジャパンでも、2015年12月より、東京都江東区内の5店舗でペットボトル回収機の実証実験を実施し、その後2017年12月から東京都と埼玉県の店舗に順次拡大しています。また、2019年6月から東京都東大和市、東大和市清掃事業協同組合、日本財団と連携し、東大和市内のbet365 出 金 条件‐イレブン全店に「ボトル to ボトル」のリサイクル促進を目的としたペットボトル回収機を設置しました。さらに、2019年9月に沖縄県の店舗へ設置を開始、2020年1月には政令指定都市で初めて横浜市へペットボトル回収機の設置を開始しました。2024年2月末現在、34都府県に3,673台のペットボトル回収機を設置しています。
さらに、店頭で回収したペットボトルをリサイクルした「ボトル to ボトル」のプライベートブランド商品を販売しています。これらの商品を通じて、お客様の循環型リサイクルへの理解促進と啓発に取り組んでいます。
回収機を活用したペットボトルのリサイクルシステム
コンビニ用小型ペットボトル回収機
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
|
---|---|---|---|---|---|
回収量 (トン) |
9,740 | 8,700 | 10,856 | 12,438 | 13,100 |
設置数 (台) |
820 | 1,001 | 2,098 | 3,174 | 4,187 |
ペットボトル回収機の設置台数と回収量(グループ計※)
※bet365 出 金 条件‐イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、
ヨークベニマル、bet365 出 金 条件&アイ・フードシステムズ
bet365 出 金 条件&アイグループは、2019年6月から店頭のペットボトル回収機で回収したペットボトルを100%使用し、再びペットボトルにリサイクルした「bet365 出 金 条件プレミアム一(はじめ)緑茶 一日一本」の発売を開始しました。特定の流通グループの店頭で回収したペットボトルをリサイクルし、同一の流通グループにおいて再び商品として販売する取り組みは世界初※となります。
bet365 出 金 条件&アイグループでは、ペットボトル回収の促進とあわせて、再生PET素材の活用拡大に取り組んでいます。2020年からは、グループの店頭に設置したペットボトル回収機で回収されたペットボトルを活用し、そのペットボトルを原料とする再生糸を使用した肌着「bet365 出 金 条件プレミアム ライフスタイル ボディクーラー」の販売を全国のイトーヨーカ堂、ヨークベニマルの各店舗で開始しました。
イトーヨーカ堂では、2024年2月末現在、この再生素材を使った衣料品を約250アイテム取扱っており、イトーヨーカ堂の肌着分類で約14%の売上構成を占めています。今後も再生ペットボトル素材を使用した商品開発を継続していく計画です。
bet365 出 金 条件&アイグループは、会計時レジでのお客様への声かけのほか、マイバッグ持参をお願いするポスターやPOPの掲出、啓発イベントなどを通じてレジ袋の削減を進めてきました。 2020年7月に「プラスチック製買物袋有料化」が開始し、2024年2月末のグループ全体のレジ袋辞退率は80%弱となっています。
bet365 出 金 条件‐イレブン・ジャパンは、石油由来のプラスチック使用量のさらなる削減に取り組むため、植物由来のバイオマスポリエチレンを30%配合したレジ袋の使用を全国約21,000店に推奨しています。有料化前に約30%だったレジ袋辞退率は約70%に伸長しました(2024年2月末時点)。2023年度のレジ袋の販売による「本部収益相当額」は、約8億8,000万円となり、ペットボトル回収機の設置費用などの一部として活用しています。
日本国内では年間約10万トンの家庭系廃食用油が発生しており、そのほとんどが再利用されずに可燃ごみとして廃棄されています。そうした現状をうけ、2023年2月からイトーヨーカドーネットスーパー西日暮里店にて、家庭で発生する使用済みもしくは未使用の廃油を回収し、石鹸やインク溶剤などにリサイクルする取り組みを開始しています。(2024年9月1日時点、30店舗で実施)また、お客様に配布する専用リターナブルボトルでの回収によって、ボトルを洗浄し、繰り返し利用することが可能になり、ゴミを発生させない取り組みにもなっています。
廃食油回収専用ボトル
イトーヨーカ堂は、廃棄物量の削減のために発生抑制や再利用、リサイクルを進めています。例えば、商品納品の際には、繰り返し使うことができる「通い箱」を利用するほか、衣料品のハンガー納品を推奨することで包装材やダンボールの使用を削減しています。また、店舗ではリサイクルへの理解を促進するため、廃棄物の分別を徹底しています。
物流センターでの出荷作業
店舗に納品される「通い箱」
bet365 出 金 条件-イレブン・ジャパンは、閉店した店舗の冷蔵ケースなどの店内設備を回収し、清掃・整備・点検を終えた後、新たな店舗でのリユース(再使用)を進めています。