bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津・成都で販売しているプライベートブランド商品は、原材料の選定に厳しい基準を適用しており、製造工場は日本への輸出経験があるなどの項目で審査して、品質レベルの高い工場を選定しています。

●品質マネジメントシステムの導入

　プライベートブランド商品のみを製造する工場では、食品安全管理の国際システムや日本の工場での対策を取り入れて品質管理を強化しています。bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津の製造工場である北京旺洋食品と香奈維斯工場では、同業他社よりも早い2017年1月にチルド食品の「SC（食品生産許可）」を取得しました。SCとは、それまでの「QS（食品品質安全）」から2018年10月までに切り替えて取得する必要がある食品製造に関する中国の法令です。また、北京旺洋食品は2018年3月にHACCP※1を取得しています。北京旺洋食品は、2021年11月からATPふき取り検査の実施を開始し、より安全・安心な商品製造に取り組んでいます。さらに、2021年10月からピロー包装機を追加導入し、これまで手包装で製造していたバーガーやロールもピロー包装に変更しています。加えて、香奈維斯は2022年3月にISO22000（食品安全マネジメントシステム）認証を取得しました。

　bet365 カジノ⁻イレブン成都も、お取引先様に国内法令よりも厳しい独自基準への適合を依頼するとともに、店舗従業員にも定期的に品質管理に関する勉強会を開催し、安全・安心の確保に努めています。

●製造工程を自動化

　bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津・成都は、商品の味・品質をより安定させるために、製造工程の自動化を進めています。例えば、bet365 カジノ⁻イレブン成都に商品を供給している成都新蜀味食品有限公司では、2018年7月におにぎりの成型包装機械の導入を拡大し、2019年から製麺機械を採り入れました。2020年には調理設備を増強し、品質の向上に加えて、まったく新しい商品の提供を継続実施しています。また、北京旺洋食品は2019年3月から本格稼働を始めた調理パン製造工場で、製パン工程や商品の包装を中心に機械化を図りました。 さらに、bet365 カジノ-イレブン成都は、商品の安全性確保に向けて冷却設備や場内冷却システムの増強を図り、商品の温度管理レベルと安全性の向上に資する活動に取り組んでいます。同時に、生産管理部門などの社員を対象に勉強会を毎月実施し、商品の品質と安定性向上に努めています。また、bet365 カジノ⁻イレブン天津でも2019年7月からコールドチェーンを利用したサラダを販売しています。

　bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津・成都は、オリジナル商品の常温パンについて、心臓疾患のリスクを高めるといわれているトランス脂肪酸の"0（ゼロ）"を実現しています。また、2019年1月から、おにぎり・お寿司のアレルゲン表示を開始し、順次、お弁当・サンドイッチなどのデイリー商品に拡大しています。

　bet365 カジノ⁻イレブン北京は、2021年度下期からサンドイッチとサラダの一部商品で、カロリーのパッケージ表面への表示を開始したほか、2022年4月から砂糖ゼロシリーズの常温パンの発売を開始しました。さらに、bet365 カジノ⁻イレブン天津は、2020年度下期から健康をテーマにして、雑穀ご飯などのお弁当や野菜を豊富に使ったサラダなどを発売しています。また、bet365 カジノ‐イレブン北京、天津エリアに商品を供給する北京旺洋食品有限公司は、2023年に省人化と微生物対策としてサンドイッチスライサーを導入するとともに、2024年には品名、サーマルラベル管理での省人化と、間違いを無くすためにラベル検知器を導入しました。

　bet365 カジノ⁻イレブン北京は、2006年11月から店舗に募金箱を設置してお客様からの寄付を募り、政府公認の環境保護団体「北京緑化基金会」に寄付しています。同基金会は砂塵被害や砂漠化対策として、市民の寄付をもとに木を植え、北京および周辺地域に砂防林をつくる活動を行っています。2018年度からはお客様に気軽にご参加いただける活動として、コーヒーをお買上げいただくと売上の一部を北京緑化基金に寄付する取り組みを開始し、2021年度は51,231元を寄付しました。

　2023年も引き続き「北京緑化基金会」への寄付活動に取り組み、レジカウンターに募金箱を設置したほか、コーヒーを一杯お買上げいただくと0.01元を寄付するという、お客様に気軽にご参加いただける活動を継続的に実施してきました。その結果、2023年の一年間の寄付金合計は33695.3元となりました。その中28856.49元はコーヒー販売から募り、4838.81元はお客様から現金（募金箱）をいただいたものです。北京市緑化基金会からも、「この寄付金を活用して、継続的に環境改善と北京市老木保護事業を取り組む」と感謝の言葉をいただきました。

　bet365 カジノ‐イレブン成都は、2023年に成都市武侯区に住む障がい者の方々に生活用品などを寄付しました。そのような取り組みが評価され、政府からの感謝状をいただきました。

bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津・成都では、本部と加盟店オーナーを結ぶ重要な役割を果たすOFC（発注や品揃え、従業員の教育面など経営全般をさまざまな角度から加盟店にアドバイスをする店舗経営相談員）候補者は、まずトレーニングストアで店舗勤務の経験を積み、「基本4原則」「単品管理」「従業員の採用・教育・作業割り当て・評価」「経営数値」などの基本的なことを学びます。

　bet365 カジノ-イレブン北京は、従来OFCを育成するためにOJTやオンライントレーニング、マンツーマン指導、ケーススタディとプレゼンテーション、シミュレーションなどに取り組んでいました。これらに加え、2023年からは新任OFCと在職OFCに対して「毎月のテーマトレーニング」という新たな勉強形態を始めました。これは会社の各業務の窓口と連動し、開店の流れから書類の説明、設備メンテナンス、システムチェック、クレーム対応、政府検査の対応など、より体系的で専門的な指導を提供するというもので、OFCチームの業務能力を高く引き上げました。

　また、日常管理においては第三者による品質管理調査を実施し、第三者機関がつけた点数とランキングを通じて、店舗の運営状態を把握し、その結果をOFCにフィードバックしています。OFCは発見された問題点を突破口に、店舗経営と運営状態の改善に取り組んでいます。

　bet365 カジノ⁻イレブン天津は、2020年の下期から店長会議において課題発表を実施しています。単品管理を主題とした発表を通じて問題点の分析力、解決力、検証力を向上します。信頼のおけるOFCとして、加盟店オーナー様へ円滑な説明を行うための事前教育を進めています。また、2022年度からはOFC会議を利用してOFC向けのテストを定期的に実施しています。商品知識、商品カテゴリーごとの重点商品、売上を向上するための解決方法、デリバリー、店内体制構築などの項目について確認することで、OFCの全体レベルおよび個人の能力を把握できることから、テスト結果を踏まえて教育とトレーニングを強化する計画です。また、OFCの企画力をさらに向上させるため、OFC向けに開発した店舗支援システムに関する教育（使用方法から使いこなすコツ）を徹底し、行動計画を作成・実施して検証する取り組みを開始しています。

　さらに2023年から、デリバリー、ファストフード、住宅立地売上向上のプロジェクト会議を関連部署中心に開始しました。成功事例の共有や問題点に対しての対策・提案、今後売上向上に繋がる計画作成および検証を議論し、役割分担しながら一つの目標に対して一団結していろいろな課題に取り組んでいます。また、社員もプロジェクト参加できるチャンスをキッカケに提案・アドバイスできる場を得られることに働きがいが感じてます。

　bet365 カジノ-イレブン成都は、2023年度にOFCのカウンセリング能力を上げるために、在籍のOFCを向け、能力向上のトレーニングを月単位で実施しました。合わせて四つの大きなテーマ、12項目の座学を設けました。これによってOFCのカウンセリング能力を上げていきます。

　bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津・成都では、従業員の悩みを解決し、意欲を高めるためのさまざまな施策を実施しています。例えば、bet365 カジノ⁻イレブン天津・成都では、従業員が希望する職種に応募できる「社内立候補制度」を導入しており、希望者と本部各部門や人事部などとの面接を通じて選抜しています。

　bet365 カジノ⁻イレブン北京は、2023年に「優秀社員賞」を再開しました。同賞は四半期に一回実施するもので、部門推薦、審査員評価、総経理判断、受賞式開催などの段階があり、2023年度の累計受賞者数は31人、全部門各業務から優秀社員が受賞しました。営業職の可視化できる業績やスタッフ部門の「経費削減と効率向上」につながる工夫などが評価され、社員の士気を鼓舞し、競争意識を高めました。

　bet365 カジノ‐イレブン天津は、2022年度から優秀なOFC候補者を選抜・育成するために、店舗新入社員を対象に1年間AFCへ昇格できる「快速プラン」を実施しています。単に昇格期間を短縮しただけでなく、社員本人が200%努力できるよう、トレーナーも初期段階から業務知識の習得、店内での実技・練習など時間をかけてフォローしており、快速プランに合格した社員は高いモチベーションを持って取り組んでいます。2022年度は5名が応募、2名が合格し、うち1名は現在店長職として活躍しています。また、実習生6名も快速プランに応募し、合格した5名が現在副店長職となっています。

　2023年は、社員満足度アンケートを実施し、会社の福利厚生や出勤、社内トレーニング、店舗会員サービスなど、さまざまな要望・希望を集めました。それを踏まえて2024年度はできる限り実現し、モチベーション向上に繋がる計画をしています。また、店舗実習生については所属学校との関係維持と実習生の中から優秀な人材の選抜、OFC候補への育成に向けて、2023年度から実習生との懇親・雑談会を定期的に開いています。春節や中秋節など中国伝統的な祭日だけでなく、実習生から正社員へと転換するタイミングで、新しく正社員になった方々にプレゼントを贈答しながら雑談会を実施。希望や困ること、手伝ってほしいことなど聞き取り、日常の業務への改善に繋げています。加えて、年1回実習生との懇親会を開き、学生の皆さんの性格やコミュニケ能力など把握し、人材育成の参考にしています。 bet365 カジノ‐イレブン成都は、2023年から月1回の社内勉強会と社員団体誕生日会を開催しており、社員からの評判も良く、モチベーションの向上に繋がっています。

　bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津・成都では、毎月の面談評価と年間評価を組み合わせた評価制度を採用しています。毎月一次上長と業績達成度合いについて面談するのに加え、年1回、各自が自己評価を行った上で、一次上長、二次上長が評価と面談を行います。なお、毎月の評価は会社業績・部門業績と個人の仕事ぶりで評価しています。評価をする管理職に対しては、正しく部下の評価を行い、人材育成を図れるように教育を実施しています。

　bet365 カジノ‐イレブン北京は、2023年に社員の年度業績評価規則を見直し、全職位にKPI数值を導入。業績評価KGI（KPI+GS）+能力評価KCIの複合方式で、個人の業績と部門業務、会社業績との連動を実現しました。同時に、総監360°評価、部門間満足度評価などの手段を使って、上司と部下の間の意思疎通を図り、部門間協力を促進しました。

　bet365 カジノ⁻イレブン天津では、2021年に本部と店舗のセルフチェックの仕組みと評価項目を見直し、公平・平等な評価基準できるように改善しました。例えば、直営店店長の評価では毎月の経営数値のランキングと基礎評価を組み合わせて、昇格・降格などの判断基準になるような仕組みを作っています。

　bet365 カジノ‐イレブン成都は、2019年度に組織変更と評価制度の変更を実施しました。2020年度からは管理職には四半期ごとに評価・面談を実施、管理職以外は毎月評価を実施しています。さらに、2021年には「従業員守則」を改訂し、個人のキャリアパスを明確化するとともに、人事評価制度を細分化しました。2022年度は既存のパフォーマンス評価制度に基づき、個人業績指標にKPI＋GS（行為）を導入しました。また、会社業績と個人業績を連動させることにより、業績を中心とする年間賞与評価制度を整備しました。2023年には、より公平・平等な評価基準を目指し、OFC、MDをトライアルとしてコンピテンシー評価の評価項目と評価基準を見直し、細分化しました。

　中国では、出産や育児に関する休暇を男女に手厚く与えるよう労働契約法で定められています。また、男女平等であり、女性は結婚後も働き続けることが一般的です。こうした法制度と実力本位の管理職登用が相まって、各社では女性の役職への登用が進んでいます。2012年には、初となる中国人女性董事がbet365 カジノ-イレブン天津で誕生しました。2021年12月末現在、bet365 カジノ⁻イレブン北京・天津・成都では、役員を除く管理職の約半数が女性となっています。また、2018年3月には、bet365 カジノ⁻イレブン北京で新たに董事副総経理・董事へ、bet365 カジノ⁻イレブン天津では董事に女性が登用されました。

　bet365 カジノ‐イレブン北京では、2023年5月末時点で管理職総人数（経理以上）が26人、その内女性が16人で62%と半分以上を維持しています。

　bet365 カジノ‐イレブン北京は、2023年に北京および周辺地域（主に京津冀）の専門大学以上の学校を精査し、初めて「大学協力情報地図」を作成。197の学校と電話で連絡を取り、インターン生の意向や学校の要求を確認の上、協力可能性のある19校を選び、最終的には3校との協力関係を築きました。その結果、年内インターン生累計56人が入社。これによって運営人材の供給が保障され、今後の産学連携の基準モデルを構築することができました。

　bet365 カジノ⁻イレブン天津と成都では、優秀な人材確保のほか、地域の人材の雇用、青少年の育成などを目的として、インターンシップを実施しており、高校卒業生の就職を促進する政府の「青年就職インターン基地」として認められています。bet365 カジノ⁻イレブン天津では、2021年度は39人を受け入れ、そのうち4人がbet365 カジノ⁻イレブン天津に就職しました。2022年度33名受け入れ、その内6名正社員になりました。また20年度正社員になった4名の中、既に2名がOFCに昇格できるようになりました。bet365 カジノ⁻イレブン成都では、2020年度は14人を受け入れ、そのうち4人が2021年7月に就職しました。2023年度は3人を受け入れました。

　bet365 カジノ‐イレブン北京・天津・成都では、3社とも全店でLED照明を店内照明として導入しているほか、ウォークイン冷蔵庫の冷気の流出を防止するカーテンの設置や、従業員の意識啓発などを通じて電気使用量の削減に取り組んでいます。また、bet365 カジノ‐イレブン北京・天津・成都は、ファストフード用保温ケースを変え、ファストフード用冷蔵ケースを導入し、機会ロスの撲滅や廃棄ロス削減を図りながら、省エネを実現しています。 bet365 カジノ‐イレブン北京は、2021年内に計66店舗でFF冷蔵ケースの導入を完了し、1日当たり1,485kWの省エネにつながっています。bet365 カジノ‐イレブン成都は、2022年度に全85店にFF冷蔵ケースを導入し、1日当たり約320kWの省エネを実現するとともに、2022年度下半期から夜間の約7時間は照明を3分の1消灯することで、電力使用量を1日当たり約80kW削減しています。2023年にはインバーター式空調を採用しおり、その削減量は1日に8時間使用で計算すると1店舗につき年間で約5,256KWとなります。

　bet365 カジノ‐イレブン北京・天津・成都は、2023年に節電12カ条の標識を全店舗に再案内してバックルームに貼付し、全従業員の意識を高めることで節電を徹底しています。また、不要な時間の電気の消灯やエアコンの電源オフを徹底しています。bet365 カジノ‐イレブン北京は、OFC向けの会議や商品展示会の場を通じて、OFCや加盟店オーナー様に省エネの徹底について情報共有を図っています。

　また、2023年は省エネ対策として、H/C（温・冷）ケースにおける電気用量の最適化に取り込み、現状のH/Cケース以外に縦型冷熱兼用型飲料ケースを開発しました。一部の店舗（50店舗）でテストした結果、1店舗の電気用量は10,620kWH（理論値）削減しました。この成果を鑑みてホット飲料什器の開発を続けて検討しています。

　bet365 カジノ‐イレブン北京と天津の製造工場である旺洋工場では、工場から出る不要な食材を養豚場の飼料に利用しています。同様に香奈維斯工場では、パン生地の残さを養殖場と契約して回収していただいています。また、両工場では汚水を排出しないように、行政の基準以上に清浄する排水設備の設置や廃油の回収を実施しています。そのほかにも大気汚染防止の観点から排煙の定期検査を実施しています。
　さらに、香奈維斯工場では、省エネのためにボイラーからの放熱ロスの削減を進め、ガスの使用量削減を図っています。