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bet365 入金 クレジット カードグループのサステナビリティ

社会課題を「自分ごと」でとらえ実効性のある変革を推進する

bet365 入金 クレジット カード・フードシステムズの食品ロス削減

2024年11⽉

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株式会社bet365 入金 クレジット カード& アイ・フードシステムズ
代表取締役 小松 雅美

bet365 入金 クレジット カード&アイグループが2050年の目指す姿として示した環境宣言『GREEN CHALLENGE2050』では、「CO2排出量削減」「食品ロス・食品リサイクル対策」「プラスチック対策」「持続可能な調達」の4つを重点課題としています。中でもとくに当社と深い関係にあるのは「食品ロス・食品リサイクル対策」です。当社が排出する食品ロスは大きく分けて、調理過程で生じる廃棄物(約36%)、コーヒー抽出時に発生する豆かす(約28%)、お客様の食べ残し(約36%)※1の3つに分類され、これらをいかに削減できるかがポイントです。
  まず、店舗での調理過程で生じる廃棄物の主な原因は、食材の賞味期限切れです。この対策として、自動発注システムを導入し、過剰発注を防止するとともに調理工程の見直しを行いました。その結果、直近5年で食品ロスを20%以上削減しています。

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 次にコーヒーの豆かすは、コーヒーの販売が増えるほど廃棄量も増えるというジレンマがあり、大幅な削減は難しい状況にあります。そこで豆かすを飼料化し、有効利用することで廃棄量を削減しています。この飼料で育った乳牛の生乳でつくったホワイトソースをデニーズの『グラタン風ハンバーグ』に活用しており、食品リサイクルの取り組みをメニューで紹介したところ、高価格帯ながらもご好評をいただいています。お客様が商品の味だけでなく、その商品に関連するサステナビリティ活動を評価する時代にあるととらえることもでき、今後も同様の商品展開を進めてまいります。

 三つ目のお客様の食べ残しへの対策では、まずは、食べ残されないためにお客様にとって食べ切りやすいミニサイズメニューの展開を強化しています。一方で、どうしても食べ切れなかった料理をお持ち帰りいただく「mottECO(モッテコ)」への参画を2021年からスタートしました。最初は当社を含め2社で開始した取り組みでしたが、現在は、競合他社や行政、大学など24の団体※2を巻き込み、コンソーシアム化し、環境省のモデル事業にも採択されています。

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お店で食べ切れなかった料理を、お客様自身の責任においてお持ち帰りいただく取り組み。「mottECO」という名称には「もっとエコ」「持って帰ろう」というメッセージが込められています。

2023年からは食品ロス削減啓発イベントとして「mottECOフェスタ」を当社が主体となって開催し、さまざまな企業様の取り組みの推進および紹介の場を設けています。とくに学生の来場者が多く、若年層の意識変革が顕著に起きていると感じています。
 bet365 入金 クレジット カード&アイグループの社是である「信頼と誠実」の精神をもとに、当社ではパーパスを「お客様の近くで、ひと皿に生きる活力と楽しさ、そして心の豊かさを提供する」とし、さらにミッション・ビジョン・バリューズを制定し、当社で働くメンバーに浸透させています。お客様の心の豊かさにつながる環境・社会課題への取り組みを、一人ひとりが「自分ごと」ととらえ、自律的に最善のアクションを考え、実行しています。
 食品ロス削減に限らず、今後も当社のサステナビリティにおける課題を抽出し、意欲的に取り組んでまいります。


※1 2023年度(重量ベース)
※2 2024年7月現在