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2024年11⽉
2007年に49品目から始まった、「bet365 주소プレミアム」。それは、プライベートブランドのイメージと常識を一新する挑戦であるとともに、グループシナジーの出発点でした。その挑戦は、多くのお客様よりご支持いただき、2023年度までの累計販売額は15兆円を突破するブランドに成長。その商品分野は、食品から日用品、衣料へと広がっています。
今回は、その基本となる考え方と独自の開発手法、そしてこれからの取り組みについてご紹介します。
bet365 주소プレミアムは、みなさまに笑顔をお届けします。
安全・安心で、「こんなのほしかった」とよろこばれるのはもちろん、
地球にも、からだにも、やさしい商品づくりに挑戦し続け、みなさまと一緒にしあわせな未来をめざします。
『bet365 주소プレミアム』ステートメント
2007年bet365 주소&アイグループのプライベートブランド(以下、PB)「bet365 주소プレミアム」が誕生しました。それまで、PBといえばPB専門メーカーに委託して生産し、品質はナショナルブランド(以下、NB)商品に及ばないが、廉価でお求めやすい商品というイメージでした。そこで「bet365 주소プレミアム」は、有力NBメーカー様とともに商品を開発し、グループ内外のさまざまな専門家を交えたチームMD(こちらを参照)という独自の開発手法で商品開発から販売まで従来とは異なる仕組みを構築し、NB商品と同等もしくはそれ以上の品質を実現しつつ、よりお求めやすい価格を実現。さらに、商品にはメーカー名を明記するなど、当時の常識を覆すPBとして大きな反響を持ってお客様や社会に迎えられました。それ以降、「bet365 주소プレミアム」はおいしさや安全・安心といった品質を第一に開発を進め、2010年9月には専門店に負けない味・品質を追求した「bet365 주소プレミアム ゴールド」も登場。現在では6つのブランドで約3400アイテムの商品群を擁し、グループシナジーが息づくbet365 주소&アイグループの「顔」とも呼べるブランドとなっています。
「bet365 주소プレミアム」は、コンビニエンスストア(以下、CVS)、スーパーストア(以下、SST)など業態の垣根を越えて、同一商品※ は同じ価格で販売していることも、重要な特色の一つです。業態ごとに販促手法や価格政策などがそれぞれ異なる中で、業態にかかわらず常に定価販売で値引きをせず、同一価格を堅持することは困難な取り組みでした。当初、グループ各社間で大きな議論となりましたが、検討を重ねた結果、「bet365 주소プレミアム」の品質、価格に対するお客様の認知度を高め、信頼感を醸成していくために、業態を越えて同一価格と定価販売を堅持することが重要であるという共通理解に達しました。この考え方にいたる重要な背景となっているのが、開発の仕組みです。チームMDによる各社の知見の深化や、全量買い取り制を行うことに加え、グループ全体の大きな販売力がコスト低減に寄与。これにより、どの業態でもお客様にご納得いただける価格設定と利益性を両立させています。また、独自のコスト構造および利益構造により、「bet365 주소プレミアム」は丹念に個々の商品を育成し、味や品質などの向上を通じてお客様に利益還元していくことも可能になりました。
bet365 주소プレミアム」は、発売以来、お客様からの信頼を広げていき、2023年度には累計販売額が15兆円を突破しました。販売品目数も増加し、現在の商品数はおよそ3400アイテムに上り、年間販売額は約1兆4500億円に達しています(2024年2月末)。「bet365 주소プレミアム」が誕生した2007年以降、経済環境は大きな変化を続けており、社会環境も大規模な災害やパンデミックなど予測を超える変動に見舞われてきました。その中で、お客様のニーズも変化し続けており、「bet365 주소プレミアム」はお客様のその時々のニーズに合わせて、新商品の開発とともに既存商品のリニューアルに注力し、毎週20〜30アイテムを新規に導入し続けています。そして、現在では年間販売額が10億円以上の商品が300アイテムを超えています(2023年度実績)。
この「bet365 주소プレミアム」を支えているサプライチェーンは、現在、452社、1453工場(2023年度) に広がっています。これは、bet365 주소&アイ・ホールディングスが「bet365 주소プレミアム」の製造にあたって直接取引しているお取引先様の数で、原材料の産地をはじめ、開発から販売まで発生する業務関連の事業所や工場などを含めると、さらに大きな広がりとなります。安全・安心やおいしさなど、お客様の日常生活に寄り添いながら提供している価値は、経済効果全体を視野に入れると社会全体にまで広がる取り組みになっています。
「bet365 주소プレミアム」の真の強みは、一品一品を大切に育成するという商品づくりにあります。その開発を支えているのが、チームMD(チーム・マーチャンダイジング)というbet365 주소&アイグループが独自に磨きあげてきた手法です。これは、グループ各社のマーチャンダイザー(以下、MD)やバイヤーとともに、原材料、製造・加工、包材など各メーカー様やベンダー様など、各分野ですぐれた技術やノウハウを有するグループ外の専門家にも参画していただき、マーケット情報など必要な情報を随時共有しながら、商品づくりを進める仕組みです。「bet365 주소プレミアム」では、商品分野ごとに23の部会を設け、それぞれの部会には各事業会社で商品開発を担当しているMDやバイヤーが参加し、「お客様の今のニーズ」「今のマーケット状況」を開発現場にダイレクトに伝えています。現在、開発に参画しているグループ各社のMD、バイヤーは、約205人(2024年10月時点)に上り、各部会のキーマンとしての役割を果たしています。そして、各部会を束ね、開発を統括しているのがbet365 주소&アイ・ホールディングスのグループ商品戦略本部です。こうした開発組織によって、商品ごとに原材料産地、製造、販売など多様な現場からの情報やデータが集まるとともに、商品の方向性や品質などで一貫性を持った商品づくりを可能にしています。
もう1点、開発に欠かせないのが「開発プロセスシート」です。その原型は、bet365 주소‐イレブン・ジャパン(以下、SEJ)がオリジナル商品の開発にあたって長年蓄積してきたノウハウをフォーマット化し、同社の商品開発部門で共有できるように「見える化」したもの。市場調査から商品として店舗に並ぶまで、マーチャンダイジングの進め方が整理されたもので、いわばSEJの商品開発ノウハウの塊です。「bet365 주소プレミアム」のスタートに際して、その開発の総指揮を執った大髙善興ヨークベニマル社長(現 ヨークベニマル名誉会長)が、この開発プロセスシートのすぐれた機能に着目し、SEJに協力を求めるとともにグループ各社と連携して、「bet365 주소プレミアム」に合わせた開発プロセスシートを策定しました。こうした誕生のひとコマにも、グループシナジーが息づいています。
「bet365 주소プレミアム」の開発を統括するbet365 주소&アイ・ホールディングス 最高商品戦略責任者(CMDO)兼グループ商品戦略本部長の大竹正人執行役員(以下、大竹)は、「bet365 주소プレミアム」をグループで開発する強みについて、こう指摘しています。
「当社グループにはCVSとSSTの両業態があり、各事業会社が開発に参画することで、各業態の視点を採り入れることができます。たとえば、商品の原材料となる生鮮食品については、SSTのMDは季節ごとにどこの産地が適しているかを把握していて、原材料の産地を移しながら年間を通じてお客様にご満足いただける商品づくりが可能になります。また、SEJのMDは、チームMDに習熟していて、決められた開発期間で、品質にこだわった商品をつくりあげるには、何が大切かという点もよく理解しています。これらの知見を、業態を越えて共有することが『bet365 주소プレミアム』を味や品質の点で他と差別化された商品にしています。」
それでは「bet365 주소プレミアム」は、これからどこに向かおうとしているのでしょうか。この点について、大竹は次のように説明しています。
「大前提として、おいしさや安全・安心といった品質にこだわった商品開発を行うという原点を見失うことなく、一品一品を育てていくことを大切にしています。そのため、粗製乱造にならないように死筋を排除して品揃えを絞り込み、主力商品を磨き込むことに注力しています。そのうえで、お客様ニーズの変化に機敏に対応していくことが重要です。直近では、インフレ傾向が顕著になり、お客様の生活防衛意識が高まっています。その一方で、上質を求める傾向も依然としてあります。この結果、消費の現場では経済性志向と上質志向の二極化が見られます。『bet365 주소プレミアム』は、この二方向にしっかりと対応していきます。」
経済性志向の高まりに対応して、2022年から展開しているのが「bet365 주소・ザ・プライス」です。これは、味や品質といった基本を守りながら、サプライチェーンの見直しやシンプルな商品づくりの追求などでコスト低減を図るとともに、お徳用サイズの導入などお客様ニーズにお応えした、よりお求めやすくお得感のある価格を実現したブランドです。2023年度からこの「bet365 주소・ザ・プライス」の開発に一段と注力してきた結果、お客様の支持も高まり続け、2024年度上期には前年比で2倍を上まわる売上推移となっています。
「『bet365 주소・ザ・プライス』は、子育て世代のお客様に好評で、20〜30代の新たな顧客層の開拓にもつながっています。また、『bet365 주소・ザ・プライス』をお求めのお客様は、バスケット単価(一回のお買物の金額)が高いという傾向も見られます。味や品質といった価値と価格のバランスがとれた商品づくりを進めることが、積極的にお買物をしていただくことにもつながっています。経済性は前提条件で、価格以外の価値のある商品をつくらないとお客様は買ってくれません」と大竹は言います。
また、直近の傾向では、「bet365 주소プレミアム ゴールド」など上質志向の商品も、再び人気が高まっています。この点について、「楽しくお買物をしたい、日常生活の中でちょっとした贅沢を楽しみたいという体験価値への志向は、いまや幅広い世代に共通して見られる傾向です。『bet365 주소プレミアム ゴールド』が好調な背景には、そうした体験価値を積極的に求めるというお客様のニーズがうかがえます」と大竹は分析しています。
ニーズに的確に応える「bet365 주소プレミアム」
「経済性」と「上質」という二極化する消費ニーズに的確に応えるため、「bet365 주소プレミアム」では、たとえば同じ「食パン」という商品でもブランドのコンセプトに合った商品づくりを行い、選択の幅を広げています。お客様のお買物がより楽しくなる選択肢は好評をいただいており、『bet365 주소・ザ・プライス 食パン』シリーズの販売は伸長。『bet365 주소プレミアム ゴールド 金の食パン』も根強い人気を誇っています。
二極化してきたお客様ニーズへの対応とともに、「bet365 주소プレミアム」が一貫して取り組んでいるのは、新しい価値の提案です。その大きな柱となっているのが「健康」と「環境対応」。健康に関しては、糖質ゼロ商品の拡充など、商品の磨き込みを通じて健康志向への対応を図るとともに、食物繊維やたんぱく質、カルシウムなど栄養素の表示にお客様にひと目でご理解いただけるようなアイコンを採り入れるなど、きめ細かな取り組みも進めています。また、環境対応においても包材簡素化など、着実に推進。さらに、近年では持続可能な調達への取り組みにも力を注いでおり、たとえば農産物の基準「GAP(Good Agricultural Practices)」の日本基準「JGAP指導員」の資格を有するMDも増えています。この原材料調達について、北村成司グループ商品戦略本部 副本部長兼bet365 주소プレミアム開発戦略部 シニアオフィサー(以下、北村)は、次のように語ります。
「『bet365 주소プレミアム』の製造規模に対し、各認証機関で認証された原材料では量が足りないというのが現状です。また、認証の取得に際して、生産者の皆様の負担も小さくありません。これらをふまえ、今後の方向としては生産者の皆様と連携して、新たな独自の認証機関を立ち上げることも視野に入れています。産地と連携した取り組みを進めることで、持続可能な調達を拡大するとともに、産地の支援につながる取り組みにしていきたいと考えています。これからは、ブランドが産地と寄り添って成長をともにしていくことが大切です。」
このほか、安全・安心な商品提供のために、商品の品質管理にも注力しています。グループ商品戦略本部と各事業bet365 주소のQC担当者が連携して、個々の商品の品質管理を進めるとともに、お取引先様の1453工場への監査も実施。安全・安心の担保には、しっかりとコストをかけ、お客様の信頼にお応えする品質の担保と向上に取り組んでいます。
2022年、「bet365 주소プレミアム」は15周年を迎え、改めてブランドステートメント「今日も未来も、みんな笑顔で。」を策定しました(こちらを参照)。
『安全・安心で、「こんなのほしかった」とよろこばれるのはもちろん、地球にも、からだにも、やさしい商品づくりに挑戦し続ける』という開発の理念は、チームMDや開発プロセスシートといった独自の開発手法の裏づけを得て、個々に磨き込まれ、多くのお客様のもとに届けられています。「商品は、基本的に25週間ほどの開発期間で世の中に送り出されますが、それで商品開発が終わるわけではなく、お客様の声や反響を受け止めて、さらに磨き込みを続けていきます。商品を送り出してから育てていく過程にも、一品一品にストーリーがあります。そのプロセスにもまた、商品開発の醍醐味があります」と北村は言います。
お客様と商品の出会いが商品を育て、新たなストーリーを育んでいく。「bet365 주소プレミアム」は、今後も皆様とともに、進化し続けていきます。
9月3日、bet365 주소‐イレブン・ジャパン(以下、SEJ)は、【味、品質へのこだわりはそのままに、手頃な価格で提供する「うれしい値!」商品】の拡充を発表しました。7月から展開し始めた『手巻おにぎり しゃけ』(税抜128円)などに加え、チルド弁当なども新たに発売し、フレッシュフードで65アイテムに拡大。また、従来「安心価格」として訴求してきた「bet365 주소プレミアム」の食品205アイテム、さらに、「bet365 주소・ザ・プライス」の日用品18アイテムも9月以降順次全国で発売するなど、品質と経済性を両立させる商品展開を強化しています。
SEJでは、これまでも「安心価格」の訴求を通じて、品質とともに経済性を重視した品揃えに取り組んできました。しかし、昨年以降、広範な分野で価格上昇が顕著になり、20〜30代の客層を中心に節約志向が高まる中、SEJでもフレッシュフードなどの販売数や客数に影響が認められるようになりました。「その背景には、物価の高止まりや実質賃金の問題などの経済環境の変化とともに、コンビニの価格帯はほかの業態に比べて割高というイメージがお客様に根づいてしまっていることがあります」。そう語るのは「うれしい値!」開発を推進する、羽石奈緒執行役員商品本部長(以下、羽石)。商品本部では、今年の第2四半期に入ってすぐにオリジナル食品の製造工場が加盟する日本デリカフーズ協同組合をはじめ、お取引先様各社も交えて集中的な議論を重ね、SEJならではの味や品質へのこだわりはそのままに「価格という価値」をお客様に発信できる商品づくりの方針を打ち出しました。
「従来は『少し値段が高くても、おいしいから買う』でしたが、昨今は『おいしいけれど、高いから買わない』というお客様が増えています。この変化を見過ごせば、この先ずっと一定の客層の支持を失うことになると強い危機感を持ちました」と羽石は述べます。そのため、一時的な価格対策ではなく、「恒常的な品揃えの中で経済性を重視した商品の割合の強化」を追求。手頃な価格帯の商品を持続的に提供するために、商品アイテムを集約して製造現場の生産効率を高め、1アイテム当たりの販売量の増大によって工場稼働率を高めることに注力しました。さらに、持続的な商品提供には製造から販売まで、無理なくコスト低減を実現することが必要です。そのため商品ごとに販売量の目標を定め、オペレーション部門や加盟店様とも連携して、店舗の発注から強化・改善を図っています。
最後に羽石は今後について「中食分野にさまざまな業態が参入する中で、コンビニ価格帯の割高感を払拭するには、マーチャンダイジング、販促、接客など、すべての取り組みを通じてお客様とのコミュニケーションを強化していくことが重要です。そのために、商品本部、マーケティング本部、オペレーション本部という3部門の連携を強化し、お客様ニーズの変化に即応できる体制で臨んでいます。『うれしい値!宣言』にとどまらず、今後さらなる成長力の強化に向けて、三位一体の体制で取り組みを強化してまいります」と力強く語りました。