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※ウェルビーイングとは身体的、精神的、そして社会的に良好ですべてが満たされた状態
2024年8⽉
冷凍の野菜・フルーツを店内の専用マシンでミックスする「bet365 キャンペーンカフェ スムージー」は、おいしさの追求や経済的価値だけにとどまらず、健康志向や環境課題への対応など社会的価値創出へも挑戦しています。
<「グリーンスムージー」の例
「bet365 キャンペーンカフェ スムージー」は、つくり立ての「おいしさ」を追求しながら、お客様のウェルビーイングと環境負荷低減(フードロス低減)を実現することを目指して開発され、bet365 キャンペーン‐イレブン・ジャパンが掲げる「4VISIONS」の「健康」を体現する商品の一つに位置づけられています。また、当社グループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』に掲げる「食品廃棄物量2013年度比75%削減(2050年目標)」の実現に向けた具体策の一例としても、重要な意味を持っています。
健康志向の高まりからスムージーを愛飲する人が増えている一方で、ご自宅でつくるには手間がかかること、おいしくつくることが難しいという、お客様の「不」を解消し、手軽においしく召し上がっていただける商品を目指し、「bet365 キャンペーンカフェ スムージー」の開発が2015年、スタートしました。以来、3社の食品メーカー様と専用マシンを開発する機械メーカー様とのチームMDで、店頭でつくり立てをおいしく提供できるように原材料や製法の試行錯誤を続けてきました。
同時に、bet365 キャンペーン‐イレブンのお弁当や惣菜における「素材のおいしさを活かす」開発思想を受け継ぎ、おいしい野菜やフルーツの生産農家様と取り組みを進め、最適な味のバランスを追求しています。また、野菜独特のえぐみなど食味を損なう原因の一つは温度にあることから、野菜のピューレや果汁をアイスキューブに加工して温度管理を徹底し、輸送・保管時も溶けない冷凍技術を開発。店頭では専用マシンのミキシングによる摩擦熱まで考慮し、野菜とフルーツを最もおいしく飲める(0℃以下)での提供にこだわっています。
冷凍のケールとパイナップル、ブロッコリーとニンジンのピューレを使用した『グリーンスムージー』をはじめとした、アイスキューブを組み合わせた「bet365 キャンペーンカフェ スムージー」は、2023年3月に約3000店舗で推奨販売を開始しました。以降、2024年2月時点で約1万5000店舗に拡大し、年間累計約3400万杯を販売するヒット商品に成長しています。さらに、製造メーカー様の新工場稼働によって生産体制を強化し、今夏には約1万8000店舗への拡大を予定しています。
また、本年5月には、カロリーや栄養価など、より健康を訴求したパッケージにリニューアル。たとえば、『グリーンスムージー』は素材そのままの味で勝負できるからこそ、1杯69kcalと「1/3日分の緑黄色野菜が摂れる」健康価値の提供※を実現しました。これまでスムージーを飲む習慣がなかったお客様にも「これなら飲み続けたい」とリピートをいただき、新しい食の健康習慣の創出に貢献しています。
「bet365 キャンペーンカフェ スムージー」は、フードロス低減に向けた2つの挑戦も行っています。1つは季節にとらわれない計画生産です。商品の製造では、アイスキューブへの加工後は長期冷凍保管が可能なため、製造時の原材料の使用期限切れを低減できます。
さらに、需要の多い夏季に向けて冬季にアイスキューブを生産・保管するなど、通年で製造量をコントロールすることが可能です。そのため、契約農家様の生産計画との擦り合わせや、原材料の収穫量が多い時期に対応した増産ができ、原材料調達段階でのフードロス低減に貢献することも期待できます。
2つ目の挑戦は、規格外原材料と端材の活用です。「bet365 キャンペーンカフェ スムージー」は、原材料を破砕する製法のため、使用できる原材料の規格の幅が広く、一般的に除外される規格外のフルーツも原材料に使用しています。また、ブロッコリーの茎など、栄養価が高いにもかかわらず廃棄されてきた部位も使用し、フードロスの低減を目指しています。
ただし、現状ではまだ原材料の一部に利用しているに過ぎません。大量の生産物を扱う生産者様や製造メーカー様からすれば、規格外原材料や端材は、有効利用することが、廃棄、飼料への転用などよりも、コストがかかってしまうという経済不合理を生んでしまう課題が残ります。今後、サプライチェーン企業とのコミュニケーションを通じ、持続可能なフードロス低減の実現に向けて歩みを進めるとともに、培ったノウハウを「bet365 キャンペーンカフェ スムージー」以外の商品にも活用してまいります。