鶏肉のムダを、限りなくゼロへ。
今やさまざまな場所で販売され、幅広いお客様から高く支持されている「サラダチキン」。しかし商品を製造している工場では、サラダチキン製造の時にどうしても発生してしまう端肉に頭を悩ませていました。端肉とは原料である鶏むね肉の中でも、サラダチキンに活用できない部位のこと。鶏肉は生産者の方が愛情もって育てた大切な「命」。それをムダにすることなく“新しい形”でお客様へ届けられないか、そんな発想からサラダチキンはさらに進化を重ねています。
お客様の声を新しいサステナブルフードに。
商品の開発に当たり、お客様のサラダチキンへのニーズを探ると「そのまま食べられる」という利便性への要望が圧倒的でした。また職場などのランチシーンにおいては「プラスワンで食べるには量が多い」という声も。そういったお客様のニーズを拾いながら、食品ロスの削減につなげられる商品として完成したのが「サラダチキンバー」です。さらにお客様のニーズにこたえ、そのまま使用できる「ほぐしサラダチキン」を商品化いたしました。おかげさまで、食べやすくて量もちょうどいい、ほぐしタイプはトッピングに便利などご好評の声をいただいております。サラダチキンシリーズは健康に気遣う方も安心して召し上がれる“糖質ゼロ”。手軽な1品に、アレンジ料理にと、お客様の食シーンに合わせて幅広く楽しんでいただければと思います。
アレンジメニュー例
・りんごとチキンの生クリーム煮
・簡単スパニッシュオムレツ【タサン志麻さん考案】
・レンジで2分! おにぎりのあったか白菜スープ
“おいしさ”も“食品ロス削減”も。
サラダチキンバーの開発をきっかけに、豆腐バーなどさまざまなタイプの商品を開発、23年12月にはお客様のご要望から生まれた「サラダチキンほぐしハーブ」を発売いたしました。また、“お酒に最高に合うおつまみ”を開発中、24年3月後半には鶏もも肉を使用した新商品も発売予定です、どうぞご期待ください。
これからも、お客様のニーズを掘り下げた商品開発、製造工程の工夫、生産者の方への感謝を込めたムダのない原材料の活用に取り組むことで、積極的な食品ロスの削減に取り組んでまいります。
セブンプレミアム開発戦略部
生鮮部会 精肉担当マーチャンダイザー
髙橋 和弘