セブン&アイグループは、bet365 ボーナス宣言『GREEN CHALLENGE 2050』のテーマの1つとして、食品ロス・食品リサイクル対策を掲げ、取り組みを推進しています。
傷やシミ、サイズや形などの規格、さらに店頭に並ぶ前に熟してしまったなどの理由で廃棄される野菜やくだものを、どうやっておいしい商品にしてお客様にお届けできるのか。
流通過程で廃棄されてしまう食材は、味や品質に問題がないにもかかわらず、いつ・どこで・どれだけの量が発生してしまうかわからないため、活用するには商品開発担当者の開発知見と、お取引先様との協働が欠かせません。
セブン&アイグループは、お取引先様との連携・協働により、セブンプレミアム商品の品質・美味しさはそのままに、原材料を無駄なく使用して「もったいない!」を減らす商品の開発に取り組んでいます。
こうした「もったいない!」を減らす商品の第2弾をご紹介します。「セブンプレミアム まるでゴールドキウイ」を開発したマーチャンダイザーの井手口さんに開発への想いを語ってもらいました。
開発担当者の想いをご紹介
加工食品・雑貨部
マーチャンダイザー
井手口 美紗
—— 食品ロスを減らし、SDGs(今回はゴール12)に貢献できる商品を開発しようと思ったきっかけはなんですか?
私はセブン‐イレブン・ジャパンの加工食品・雑貨部の担当マーチャンダイザーをしています。キウイメーカー様より、さまざまな理由によってお店に並べることができないキウイが年間約1,750トン発生しているため、加工品として利用できないかとの打診をいただきました。そこで、キウイを果汁に加工して使用するアイスバーならば、このキウイをおいしい商品として甦らせることができるのではないかと考えました。この取り組みは、食品ロス削減に貢献するとともに、持続可能な原材料調達にも貢献できます。
bet365 ボーナスはどのように食品ロスを減らしているのですか?
キウイメーカー様がキウイを「青果・くだもの」として出荷する際は、販売する店の店頭で完熟を迎えるように調整して出荷されます。ですが、輸入され、港の倉庫で保管されている出荷前の期間に、完熟を迎えてしまったキウイがあり、それらのキウイは青果・くだものとして出荷できませんでした。そのため、この食べごろを迎えた完熟キウイを果汁に加工し、アイスとして商品化することで、食品ロスを減らしながら同時においしい商品をお客様に届けることができます。
bet365 ボーナス開発にあたり、お取引先様とどのような協力/連携をされましたか?
以前開発していたキウイバーに使用したキウイ果汁は、ニュージーランドで収穫されたグリーンキウイ果実を現地加工しておりました。ですが今回は日本に輸入した後に、完熟した食べごろのゴールドキウイ果実を、国内で果汁加工することで、より糖度の高くおいしい果汁ピューレに加工することが出来ました。なので、素材(原材料)の美味しさそのままを再現するシリーズ【セブンプレミアム まるでシリーズ】のアイスバーとして商品化しようと思い立ちました。
bet365 ボーナス開発にあたり、良かった点と苦労された点はなんですか?
良かった点は、完熟を迎え最もおいしい時期になっていながら、これまではお店に並べることができなかった完熟のキウイを果汁ピューレに加工し、まるでキウイアイスバーに使用することで、より質の高い商品に甦らせることができたことです。より良く、より美味しく甦らせることで、資源を無駄なく利用することに貢献できたと感じています。苦労した点は、まず、この完熟キウイのおいしい果汁ピューレを生かすための原材料の配合を発見することには大変苦労しました。また、自然に完熟を迎えるキウイの発生量を予測することが難しく、必要量の果汁を確保するためには、加工メーカー様との綿密な調整と連携が必要でした。
—— 商品開発においてSDGsの視点で意識されていることは何ですか?
開発していく上では、食品ロスが発生しないように意識するのはもちろんのこと、使用する原材料がどのような工程で生産されているのかも確認するようにしています。アイス商品は生乳も原材料として使用することが多いのですが、動物性に限らず、ココナッツやアーモンドなど植物由来の原材料も使用できないかと検討しています。また、容器包装の形態やプラスチック削減などの視点でも見るようにしています。
—— 今回の取り組みで発売した商品について、お客様に伝えたいメッセージがあれば教えてください。
この商品では、まさに食べごろを迎えた完熟のゴールドキウイを使用しているので、これまで以上においしい商品に仕上がっています。さらに、お店に並べることができないキウイを原材料にしているため、持続可能な調達につながり、食べていただくことで食品ロス削減につながる商品です。多くのお客様にお召し上がりいただきたいです。ぜひお試しください。