地産地消の先にあるフードマイレージの削減
地域に根差した店舗運営を目指すヨークは、1999年(当時はヨークマート)に地場野菜コーナーの設営を開始、現在は全社102店舗中78店舗(2022年9月時点)まで広がりました。
当初はこちらから店舗周辺の農家さんにご協力を依頼していましたが、近年は農家さんからの売り込みも増えています。
地産地消の推進は、地域経済の活性化だけでなく、フードマイレージ※の削減にも貢献する取り組みです。今後は地場野菜コーナーの強化を進めながら、環境に配慮した持続可能な地域社会の実現に取り組んでいきます。
※ 食料の輸送にともなう環境負荷のこと。輸送量が多く、(輸送)距離が長いほど、負荷は大きくなる。店舗近隣の農家から輸送することは、環境負荷の低減にもつながる。
つくる人、食べる人が喜ぶ地場野菜
ヨークフーズちはら台店では、近隣に畑が多いという利点を最大限に活用した地場野菜コーナーが人気です。取り扱い商品が50~60品目になるほど、多くの農家さんとお取り引きをしています。徹底した鮮度管理と品揃えの良さから、地元のお客様に自慢の野菜を手に取っていただけるようになり、農家さんも非常に喜んでいます。
地場野菜コーナーで地産地消を推進し、国内生産の需要を高めて、年々深刻化する農家さんの高齢化や後継者不足への効果的なアプローチとなることを目指しています。
近隣の農家さんはお取引先であるとともに、大切なお客様です。農家さんを含め、すべてのお客様の思いを、当店は大切にしています。売場に農家さんの顔と名前を掲出することで、生産者の情報が確認できる商品をお届け。また、食卓になじみの薄い野菜や調理に手間がかかる野菜は、レシピの配布などを通して食べ方提案を行い、食品ロス対策をしています。野菜をつくる人、食べる人、みんなが笑顔になる地場野菜コーナーづくりを、これからも進めていく予定です。皆さんも地場野菜を見つけたら、積極的に手に取ってみてください。
年間のおすすめ商品と、それを生産する農家さんの情報を記録し、
売場づくりに活かしています。
ヨークベニマル出向
高崎 弘
青果マスターマネジャー(当時)
食品事業部 青果部
スーパーバイザー
松岡 貴志