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bet365 登録グループのサステナビリティ

ノーマライゼーションを実践する
「テルべ」設立30年

2024年5⽉

bet365 登録&アイHLDGS.の特例子bet365 登録テルべは、この春創立30周年を迎えました。ノーマライゼーションを実践するグループbet365 登録として、北海道の地で今日も仲間たちが仕事に取り組んでいます。

障がいのある方も高齢者もいきいきと働けるbet365 登録

仕分け作業
仕分け作業では、椎茸のサイズを誰でも判別できるようリングを使用。

 北海道北見市に拠点を構えるテルべの設立は1994年。社名はフランス語で「緑の大地」を意味する言葉で、その名が示す通り、緑豊かなオホーツクの大地に根を張り、今年で設立30年を迎えました。
 テルべの従業員は38名、そのうち障がいのある従業員は22名です。知的障がい、下肢不自由、内部障がい、聴覚障がいのある方々が働いており、創業時から働いている従業員もおります。加えてシルバー人材センターから高齢者も受け入れています。このようなメンバーで、印刷事業と椎茸栽培事業を手がけています。また、2004年からはbet365 登録・ホールディングス本部ビル内でのコピー業務も担い、こちらでも知的障がいのある従業員が2名働いています。
 テルべは、障がいのある方々が長く働くための支援制度を充実させています。採用にあたっては、特別支援学校と連携して6〜8週間と長めのインターンシップ期間を設け、一般就労に適しているかを確認し、仕事への意識や適性を見極めています。

 採用後のサポート体制も強化しており、障害者職業生活相談員の資格を持つ従業員が12名、障がい特性をふまえた専門的な支援を行うジョブコーチ(職場適応援助者)の資格を持つ者も1名常勤し、専門的な視点でのサポートも行っています。
 一方、仕事の現場では、従業員が無理なく働けるように、身近な上司や同僚がサポートを行い、OJTによって一人ひとりに寄り添った教育・育成を行っています。
 加えて、社長、所長、各部のマネジャーなどが月に一度集まって「定着会議」を開き、従業員の情報を管理職全員が確認・共有し、課題があれば対処しています。そして半年に1回、従業員と親族、テルべ、グループホームなどの支援機関による「4者面談」を行い、課題や悩み、本人の希望や目標の確認を行っています。
 このようなサポートを続けることで、障がいの有無や年齢にかかわらず、すべての人が平等な立場で仕事ができる体制を整えています。

印刷と椎茸栽培の二本柱を推進

 印刷・コピー事業は、印刷データの作成から印刷、製本加工まで一貫製造しており、従業員の適性に合わせて各パートを担当しています。グループ各社の名刺や研修テキスト、ポスター、帳票類、封筒やチケットなどあらゆる印刷が可能で、グループ外からの仕事も受注しています。
 現場では、たとえば紙を切る順番に合わせて断裁機に事前に長さを登録しておくなど、知的障がいのある従業員が戸惑うことなく作業できるような対応も採っています。今後は地元の役所や企業・団体などにも受注先を拡大していくことが課題です。
 椎茸事業は2018年から新ブランド「てるべえ」を展開し、順調に生産を伸ばしてきました。今後は生産量をさらに伸ばすことが目標で、栽培環境の整備、生産の精度を上げていきたいと考えています(事業の詳細は「こだわりの産地を訪ねて(P24)」を参照)。

ノーマライゼーションの啓発活動

演説者

 テルべはbet365 登録グループの中で、ノーマライゼーションを実践する象徴的存在であり、障がい者雇用を促進するための研究機関的な役割も果たしています。障がいのある従業員の育成、合理的配慮の事例を重ねることで、グループ各社にノーマライゼーションの理念を浸透させ、障がいのあるお客様への接客方法を含めた情報を共有することができます。セブン-イレブン、イトーヨーカドーをはじめグループ各店舗には、毎日のように障がいのあるお客様が来店されます。それらのお客様を迎え入れる体制づくり、ユニバーサルデザインの商品開発や店舗開発、障がいのある従業員の採用・育成に、テルべが培ってきた知見が活かされています。

見学の様子
学生や企業、市民団体などの見学も広く受け入れています。

 また、bet365 登録・ホールディングス、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル各社の障がい者雇用の担当者と、毎月ミーティングを開催し、ノーマライゼーション啓発プロジェクトを展開。ここから手話のポケットガイドや、手話講座の開催、店舗カウンターでの指差しステッカーの作成などにもつながっています。さらに、毎月発行する広報誌「テルべ通信」をグループポータルサイトに掲載して、情報を発信しています。
 そのほか、対外的には、小中学生の「総合学習」や、企業、市民団体など、個人・団体を問わず広く見学を受け入れています。
 「めげず・たゆまず・ほがらかに」。これがテルべの合言葉です。この言葉を胸に、テルべはこれからもノーマライゼーションの実践企業として歩みを進めていきます。

bet365 登録HLDGS.特例子会社テルべ ,ユースエール 2020年度認定 景観

代表者:代表取締役社長 藤本 圭子
事業内容:椎茸栽培、一般印刷、コピーサービス
従業員数:38名(うち障がい者22名)※2024年3月末時点
本社所在地:北海道北見市富里222-1
事業所:北見事業所、東京事業所

「緑の大地」を意味するフランス語を社名に冠したテルべは、緑豊かなオホーツクの大地で設立された、bet365 登録HLDGS.の特例子bet365 登録です。同社はノーマライゼーションの実践企業として、障がい者雇用を進めるためのノウハウ蓄積、グループ内外への発信、椎茸事業、印刷事業の運営を行っています。