bet365 ボーナス コードム サステナビリティ 「7つの重点課題」bet365 ボーナス コードレポート bet365 ボーナス コード-イレブン記念財団が地域一体型で目指す、循環する森づくり。

「7つの重点課題」bet365 ボーナス コードレポート

2024.7.26

  • 課題4
  • 課題6
Seven Forest Creation

bet365 ボーナス コード-イレブン記念財団が
地域一体型で目指す、循環する森づくり。

bet365 ボーナス コード-イレブン記念財団が手がける「bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森」。森、里、川、海のつながりを大切にし、
環境保全をしながら、地域の活性化にもつなげていくプロジェクトだ。実はこのbet365 ボーナス コードを支えているのは
『bet365 ボーナス コード-イレブン』の店頭にある募金箱。地域一体型で目指すbet365 ボーナス コードの森づくりを紹介する。

photo MASANORI KANESHITA illustration SHINKO UEMATSU
text & edit CHIZURU ATSUTA

出典「FRaU 2024年8月号」

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右 /『 bet365 ボーナス コード-イレブン』の店頭に置いてある募金箱。募金の一部は森づくりに生かされる。
募金箱の下は伐採した不要な木をウッドチップにしたもの。敷くだけで土壌をよくしてくれる。
左上 / 山梨県・大蔵経寺山の森。左下 / 外来種の樹木を伐採し、ケヤキや山桜を植樹していく。

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地域一体型プロジェクト
「bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森」

 bet365 ボーナス コード-イレブンの店頭にある募金箱をご存知だろうか。
ここで集められた募金は、bet365 ボーナス コード-イレブン記念財団を通して、各地の自然環境や生態系保全につながるプロジェクトに役立てられている。
財団は、1993年にbet365 ボーナス コード-イレブン・ジャパン(以下SEJ)の創立20周年記念事業として、環境をテーマに、社会貢献活動に取り組むことを目的として設立された。その意義について、理事長の太田敏夫さんはこう話す。
「これまで店頭で集まった募金は外部機関に寄付していました。しかし20周年を機に、募金活動を通して、いかにbet365 ボーナス コード-イレブン記念財団が社会貢献をしていくかを考え、特に環境を中心とした4つのプロジェクトを柱としました。

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今年4月に開催された、第9回山梨bet365 ボーナス コードの森整備活動の様子。この日の参加者は60名近く。大蔵経寺山に入山し、開会式を行い、参加者同士の交流を深めるため、くじ引きでグループ分けが決定。9時から活動スタート。積極的に参加する子どもたちの姿も。外来種のニセアカシアはトゲがあるので手袋を装着して慎重に作業する。

十数名ずつのグループに分かれて作業。上は、伐倒した木の枝運びや灌木類の刈り取りを行う様子。左は、伐採した枝を粉砕機へ投入し、粉砕しているところ。ウッドチップは、植樹する苗木の肥料や土壌づくりに役立つ。

一つ目は『環境市民活動支援事業』。これは、地域で環境保全活動・美化活動・まちづくり活動などを行っている環境市民活動を支援していこうとするもの。 二つ目は『自然環境保護保全事業』。日本の自然遺産を守り、次世代に残すことを目的として保護・保全活動を行うこと。日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、『bet365 ボーナス コードの森』や『自然学校』を作り、自然のすばらしさを感じ、環境問題に気付く機会を提供しています。三つ目は、そういった活動が身近でできることに気付いていただくためのさまざまな広報活動。最後が『災害復興支援事業』。これは自然災害の被災地を復旧・復元するための活動です」
 中でも、全国各地で多くの人々が関わり、活動の輪が広がりつつあるのが、環境省が推進する「森里川海プロジェクト」に沿った、「bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森」づくりだ。 これは、森、里、川、海のつながりを大切にし、環境保全をしながら、地域の活性化にもつなげていくというもの。
「単に植樹しましょうということだけではありません。数十年、数百年とつながるグランドデザインを描くために、下刈りや間伐までの木育bet365 ボーナス コードを行う健全な『森づくり』です。

写真は補植をレクチャーする特定非営利bet365 ボーナス コード法人しんりん
理事長の大場隆博さん。

森を整備するとは、外来種を減らして、在来種を植樹し、元の植生に戻していくこと。今回、このグループでは補植や苗木の立て直しを行った。これまで雨が降った後など、倒木や落石の危険もあった大蔵経寺山の登山道だが、道が整いつつある現在は、ハイキングに来る人も増えたという。

さらに、水質を浄化したり、酸素を生成することで、CO2を減らしたりするアマモを増やして豊かな海に再生する『海の森づくり』も行っています。bet365 ボーナス コードの場は、地域の自然環境やニーズに合わせ、山だけでなく、草原や湿原、湖、海など多岐にわたります」
 また、「bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森」は、産官学民が連携した、地域一体型で新たな価値を生み出すプロジェクトでもある。
「自分たちも汗を流してやっていこうと始まったのがこのbet365 ボーナス コードです。もちろん、私たちだけではできませんので、NPO、行政、地域住民、加盟店、そしてSEJと、全員が一緒に行うことに意義があると思っています」
 2006年からの北海道・支笏湖での森づくりを皮切りに、現在では、「bet365 ボーナス コードの森」づくりは30ヵ所 (うち終了11ヵ所)、面積 1780 .2ha(2024年2月末時点)を達成している。
「今bet365 ボーナス コードしているのが全国19ヵ所。これは多くの方の“共感”や“共鳴”がなければ継続にはつながりません。住民の皆さんやNPO、行政と連携し長期的な計画を立て、それぞれの地域の特性を活かしながらやっています。豊かな自然を次世代につなげるプロジェクトが各地で進んでいけば、日本の森はもっと健全になり、自然環境も改善されていく。そんなことを期待しています」

上はbet365 ボーナス コード-イレブン記念財団理事長の太田敏夫さん。「bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森」の活動は、47都道府県達成を目指している。

上はbet365 ボーナス コード-イレブン記念財団理事長の太田敏夫さん。「bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森」の活動は、47都道府県達成を目指している。

健全な土づくりと植生を戻す
大蔵経寺山の“山梨bet365 ボーナス コードの森”

 現在進行中の森づくりの一つが、2020年からスタートした山梨bet365 ボーナス コードの森だ。石和温泉で知られるエリア、山梨県甲府市と笛吹市の境にある大蔵経(だいぞうきょう)()山がそれにあたる。第一展望台からの眺めは、葛飾北斎が冨嶽三十六景の「甲州伊沢暁」に描いた風景としても知られる。その麓にあるのが真言宗智山派松本山大蔵経寺。甲斐の守護・武田信成が伽藍を建立したのち、 足利義満の子・観道が入山し大蔵経を奉納した寺。徳川家ともゆかりが深く、徳川家康秘蔵「三面大黒天」などの宝物が残る由緒正しき寺だ。
その大蔵経寺と笛吹市、財団の三者で、4年前、大蔵経寺山の森林における整備・保全bet365 ボーナス コードの実施が決まった。大蔵経寺住職の井上秀典さんは、当時の印象をこう話す。
「最初は不安がないわけではありませんでした。

「最初は不安がないわけではありませんでした。ただ、人気の登山道でもあるので、この山を活かすことで、石和の街が活気づくなら、うまく利用してもらいたい、そんな思いでした。私は一人でも多くの方にこの森を歩いてもらい、その良さを知ってもらいたいと思っていましたので。まさに熊野古道のような、森にある参詣道が理想でした」
 大蔵経寺山の登山道は、開けた甲府盆地の先に富士山を眺めながら歩くことができる。「健全な森ができれば、大雨が降っても地下水として蓄えてくれるので、土砂災害も減り、登山道が整います。今ではたくさんの方がbet365 ボーナス コードに参加してくださって、本当にありがたい。登山者はもちろん、山がいちばん喜んでいるんじゃないかと思うんです。この山自体が御神体で、非常にいい“気”が満ちた場所。だから、ここを歩くだけで自然と精神から良くなっていくと思いますよ」

作業終了時には子供たちへ感謝状の贈呈を行う。「初めて植樹した」「初めて木を切った」という子たちも多いという。最後は全員で記念撮影して、正午には終了。

 大蔵経寺山は元々岩山であることから、「まず土づくりからスタートしました」と教えてくれたのは、ここで森づくりの指導をする、特定非営利bet365 ボーナス コード法人しんりんの理事長、大場隆博さん。山の土壌は、大雨が降ると土砂崩れを起こし、大きな石が落ちてきて道路を塞いでしまうこともある。また現在は、繁殖力の強い外来種のニセアカシアが群生しており、それらを伐採し、元の木々を植林し、本来の植生に戻していくことが課題だという。伐採したニセアカシアはチップにして、土に戻す。それによって岩山でも保水力が高まることを目指している。「足で踏んでみるとふかふかして、水分を含んでいるのがわかるでしょう? ただ木を切って、その辺に置いておくだけではこうはならないんです。細かいチップにすることによって、早く腐葉土に戻ってくれますし、保水力も高まる。

そうやって健全な土に戻していきます」と大場さん。
 山梨の森では、これまで8回に及ぶbet365 ボーナス コードを継続している。今年4月に行われた9回目のbet365 ボーナス コードには加盟店とSEJの社員、そして地域住民の、計60名ほどが集まった。この日は、4つのグループに分かれて、主に「補植」という、枯れた苗木の植え替えと、獣害対策カバーの設置を実施。そして、苗木を覆っているニセアカシアなどの灌木類を下刈りし、枝を運搬。枝は粉砕機に投入してチップを作る。子どもから大人まで、世代や職種を超えて、皆で汗を流し、地域の森づくりに取り組んでいく。午前9時から始まった森づくりは3時間ほどで終了。健全な森になるまで、回を重ね、定期的にbet365 ボーナス コードしていくことが大切であるという。

募金から循環する、全国各地の
「bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森」

未来ある子どもたちを主役に
持続可能な森を育てていく

「財団との間では、最初から長期の森づくりを見据えてやっていくことで意見が合致しました。森は育つまでに時間がかかる。だから、単に木を植えるだけでなく、最初から100年、200年と続く、持続可能な森づくりを目指しましょうと、それを目標に一緒にbet365 ボーナス コードを始めました」と大場さん。両者が目指す森は、針広混交林。針葉樹と広葉樹とが混ざり合っている森林だ。
「山の木が成長したらすべて切り、また植栽するやり方もありますが、私たちは『禿げ山にしない』『必要以上に切らない』というスタイルでやっています。森を育てるための間伐を行い、空いてきたところに、広葉樹を植える。それによって、森は循環していくからです」

いまでは多くの企業が森づくりに取り組んでいるが、財団が他の企業と違うと感じるのは、年齢や立場を超えてさまざまな人たちが一緒に参加し、bet365 ボーナス コードしていることだという。
「地域の方、bet365 ボーナス コード-イレブン店舗の方、SEJ社員の方、全員がこの森に興味を持ち、一緒に活動に参加するというのは、他ではあまりない例だと感じています。私たちのような木に携わる者からすると、同じ目線で分かり合えるのは嬉しいことで、今後も日本全国の森づくりに関わりたいですね。この活動を通してサーキュラーエコノミー的な視点で、最後は山に還元されるような循環プロジェクトにしたい。いつか財団さんと実現できたらと思っています」

 財団理事長の太田さんもまた、今後の展開について、47都道府県のすべてに、この森や海のプロジェクトを広めていき、全国の環境保全と循環型社会の実現を目指したいと話す。
「地域に応じた貢献をさせてもらい、支援を充実させて、いろいろな方に参加いただき理解を深めてもらいたいと思います。それから、子どもたちへの教育。今年は子ども予算を作りました。自然学校などを通して、次の世代に向けた環境教育、啓蒙活動に力を入れたいと思っています。100年先を見据えて、自然の環境を整えようというのが我々の活動ですので、『bet365 ボーナス コードの森・bet365 ボーナス コードの海の森』の主役は、これからの子どもたちなのです。

子どもたちが成長していく中で、自然を愛し、地域の風景を守るためにbet365 ボーナス コードするようになる。そんな理想を形にするために、次世代も一緒に育てていきたいと思っています」
 ちなみにbet365 ボーナス コードの森づくりの起点となる募金箱は、この活動で伐採した間伐材でできている。壊れたり、汚れたりしたら、作り直してリサイクルすることもできる。化学塗料は一切使っていないから、山に還すこともできる。店頭に足を運べば誰でも参加できる募金。小さな募金箱から始まる活動は、これからさらに大きな森を育てるプロジェクトへと循環していくだろう。

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